TRAILER

予告編

ABOUT

花田ミキについて

花田ミキ(1914〜2006)

青森県弘前市生まれ。青森弘前高等女学校(後の青森県立弘前中央高等学校)卒業後、盛岡赤十字看護婦養成所を経て、日赤県支部の看護婦となり日中戦争と太平洋戦争に三度召集され、20代のほとんどを戦場で過ごす。

終戦後は青森県で、看護教育の基礎を築き上げるため青森県立高等看護学院(いまの青森県立保健大学)の立ち上げ、保健行政の立場から無保健婦町村の解消、僻地救護看護の確立に努めた。

保健文化賞、東奥賞受賞。

  • 1937年 日中戦争、太平洋戦争の間、従軍看護婦として3回召集される
  • 1943年 結核にかかり青森県に戻る。八戸赤十字病院の看護婦養成所の婦長に就任
  • 1947年 青森県看護協会設立
  • 1949年 ワクチンなき時代、八戸市で集団感染が起こった際のポリオとの戦い
  • 1950年 青森県庁に創設された衛生部看護係の係長に着任。県庁初の女性係長
  • 1952年 青森県立高等看護学院(現在の青森県立保健大学)の設立
  • 1964年 「もったらころすな運動」を展開し、全国最悪の乳児死亡率の減少に挑む
  • 1965年 保健婦の不在の町村をなくす「派遣保健婦制度」の確立
  • 1973年 青森県庁退職
  • 2006年 死去。本人の遺志に基づき、遺体は弘前大学医学部へ献体された
昭和20年代八戸赤十字病院前で記念撮影
(花田ミキさん前列左から四番目)

STORY

ストーリー

伝説の看護の人、花田ミキの
看護に命をかけた波乱万丈の生きざま

シングルマザーとして息子リクの子育てに追われる日々をおくっていたちさと(王林)は、仕事場のスーパーの常連である花田ミキ(木野花)と出逢う。人嫌いとして近所でも有名であった花田だが、ちさとやリクとの何気ない日々を過ごす中で、人のぬくもりに触れ、自然と心を通わせていく。

花田は自分がかつて看護師であったことをちさとに告白し、当時の社会情勢や自分が今日までどのような生き方をしてきたのかについて語り始める。

花田の若い頃(伊勢佳世)の姿は、八戸赤十字病院で集団感染が起きたポリオの治療法を広め、看護に対して誰よりも直向きに向き合い、生き抜いた姿だった。ちさとは、幼い頃に亡くなった自分の母親も看護師であったことから、花田により親近感を抱くようになっていったのだが……。

CAST

キャスト

https://hanadamiki.com/assets/souma-yukimi.ddc68372.png
鈴木治子役
相馬有紀実
https://hanadamiki.com/assets/maruyama-kodai.1da5448f.png
小泉リク役
丸山煌大
https://hanadamiki.com/assets/han-kakusei.0b9f1e51.png
長尾肇役
半覚醒
https://hanadamiki.com/assets/matsumoto-minoru.41a873b5.png
田中幸利役
松本実
https://hanadamiki.com/assets/mai-no-umi-shuuhei.288fd9c8.png
浜畑順三郎役
舞の海秀平
https://hanadamiki.com/assets/kusano-tooru.4ab16011.png
源次役
草野とおる
https://hanadamiki.com/assets/sasaki-shiho.72d37805.png
ヨシエ役
佐々木史帆
https://hanadamiki.com/assets/takenoko-misako.1fa1cb75.png
キワ役
竹の子みさ子
https://hanadamiki.com/assets/umezu-mei.9b4de4ed.png
サチ役
梅津芽生
https://hanadamiki.com/assets/miyamoto-taisei.7b267488.png
小笠原役
宮本大誠
https://hanadamiki.com/assets/kurisuchan-buru.b5f0df92.png
オルト・グレース役
ブリュ―・クリスティアン
https://hanadamiki.com/assets/chaaruzu-guroobaa.a6cc3225.png
リチャード・ブラウン役
チャールズ・グローバー
https://hanadamiki.com/assets/inuyama-viino.82e35c8b.png
対馬新太郎役
犬山ヴィーノ
https://hanadamiki.com/assets/motomiya-mao.6e8bc2a0.png
看護師役
本宮真緒
https://hanadamiki.com/assets/odagiri-hitoshi.8829e0e6.png
倉持衛生部長役
小田切一
https://hanadamiki.com/assets/ginjirou.def7e634.png
堀田看護課長役
銀次郎
https://hanadamiki.com/assets/tookaichi-shuetsu.581e217f.png
米村総務課長役
十日市秀悦
https://hanadamiki.com/assets/abe-nobukatsu.4b6d2d02.png
田島財政課長役
阿部伸勝
https://hanadamiki.com/assets/yamaguchi-yoritomo.a7c8b631.png
看護課職員役
山口よりとも
https://hanadamiki.com/assets/nakamura-rena.a952794d.png
看護課職員役
中村レナ

映画化への想い

新型コロナウィルス感染症が、世界に拡大、日本でも緊急事態宣言が発令される事態になりました。そんな今、新たな感染症と必死に戦う医療従事者たちの姿を通じて、看護や保健の大切さが見直されてます。

看護師は正しい感染対策技術を習得し患者と安全の不安の軽減に努め、保健師は地域における健康危機発生時の公衆衛生看護活動にその専門性を発揮することが重要になってきています。

その子は、
一人の保健師に命を助けられた。
その保健婦は花田ミキと名乗った。
死にかけたその子が私だった。

映画監督 五十嵐匠

私は2才の頃、一人の保健師に命を助けられた。
昭和35年6月7日の青森県紙東奥日報にある記事が載った。見出しは「愛のリレーに命拾い」。
記事は続く。「汽車の中で急病のため人事不省となった坊やが、たまたまこの汽車に乗り合わせていた保健婦に命を助けられた。5月25日午後5時50分。奥羽線の列車内で一人の母親が赤子を抱き、「医者がいませんか」と狂ったように叫んでいた。抱かれたその子はハシカで高熱を出し、すでに呼吸は止まっていた。その子は乗り合わせていた保健婦の手当てと適切な処理で、浪岡駅~自衛隊ジープ〜浪岡病院~青森とリレーされ危ない命を助けられた」。
その保健婦は花田ミキと名乗った。死にかけたその子が私だった。

映画「じょっぱり一看護の人花田ミキ」は、自分の身を顧みず「保健と看護という職業」に命を捧げた津軽女性のたくましさと、やさしさ、そして命の尊さをドラマチックに綴る感動作である。私はコロナ禍で命を顧みず必死に戦っている医療従事者の皆さんにエールを送ろうと思い、命の恩人花田ミキさんの映画を企画・制作することを決意する。

監督

五十嵐 匠

日本映画監督協会所属。1958年⻘森市生。弘前高等学校、立教大学文学部卒。岩波映画・四宮鉄男監督に師事。TBS「兼高かおる世界の旅」制作のため、アラスカをはじめ、世界各国を回る。
以後フリー。

< 監督作品 >
  • ⻑編ドキュメンタリー映画「SAWADA」(1996)毎日映画コンクール文化映画グランプリ。
  • 映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」(1999)(浅野忠信主演)毎日映画コンクール主演男優賞。
  • 映画「HAZAN」(2003)(榎木孝明主演)ブルガリア・ヴァルナ国際映画祭グランプリ。
  • 映画「⻑州ファイブ」(2006)(松田龍平主演)ヒューストン国際映画祭グランプリ。
  • 映画「二宮金次郎」(2019)(合田雅吏主演)他、国内外で高い評価を得ている。
  • 新作は、映画「島守の塔」(2022)(萩原聖人、村上淳、吉岡里帆、香川京子・監督脚本)。

THEATER

劇場情報

神奈川県

公開日

2025/3/14(金)

公開終了日

2025/4/3(木)

福島県

公開日

2024/9/13(金)

公開終了日

2024/9/19(木)

公開日

2024/9/13(金)

公開終了日

2024/9/19(木)

大阪府

公開日

2024/9/14(土)

公開終了日

2024/9/27(金)

青森県

公開日

2024/7/5(金)

公開終了日

2024/9/5(木)

公開日

2024/7/5(金)

公開終了日

2024/9/5(木)

東京都

公開日

2024/7/2(火)

公開終了日

2024/7/21(日)

右上にある「拡大地図を表示」にしていただければ上映館の情報がご覧いただけます。

SCREENING

自主上映情報

  • つくば国際会議場 多目的ホール
    2025/5/25
    茨城県
    一般社団法人 茨城県保険医協会
  • 労働会館・東館ホール
    2025/5/18
    愛知県
    愛知県医療介護福祉労働組合連合会
  • 廣田会館
    2025/5/9
    青森県
    「じょっぱり~看護の人~花田ミキ」青森上映推進実行委員会
  • 明治記念館 富士の間
    2025/4/22
    東京都
    社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 第57回愛育班員全国大会
  • 明治記念館 富士の間
    2025/4/22
    東京都
    社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 第57回愛育班員全国大会
  • 神戸市看護大学 ホール
    2025/3/8
    兵庫県
    神戸市看護大学
  • 日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学
    2025/2/28
    秋田県
    日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学 赤十字教育委員会
  • SG GROUP ホールはちのへ
    2025/1/19
    青森県
    国際ロータリー第2830地区 地区事務所
  • 弘前市民文化交流館ホール
    2025/1/18
    青森県
    国際ロータリー第2830地区 地区事務所
  • せんだいメディアテーク
    2025/1/12
    東京都
    株式会社東京法規出版
  • 青森県立保健大学
    2025/1/10
    青森県
    青森県立保健大学
  • 八戸市総合保健センター
    2024/12/21
    青森県
    青森県市町村保健師活動協議会
  • 青森県立弘前中央高等学校
    2024/12/20
    青森県
    青森県立弘前中央高等学校
  • 八戸市立市民病院
    2024/12/6
    青森県
    八戸市立市民病院
  • 前橋市総社町城川公民館
    2024/12/1
    群馬県
    前橋市総社町城川映画会
  • 日本赤十字看護大学 大宮キャンパス
    2024/11/29
    埼玉県
    日本赤十字看護大学 大宮キャンパス
  • 十和田市民文化センター
    2024/11/29
    青森県
    青森県看護連盟十和田支部
  • 日本赤十字看護大学 広尾キャンパス
    2024/11/27
    東京都
    日本赤十字看護大学 広尾キャンパス
  • 日本赤十字豊田看護大学
    2024/11/22
    愛知県
    日本赤十字豊田看護大学
  • 藤沢町文化センター
    2024/11/16
    青森県
    青森県藤崎町
  • 熊本赤十字病院
    2024/11/14
    熊本県
    日本赤十字社看護師同方会熊本県支部
  • 福井赤十字病院
    2024/11/13
    福井県
    福井赤十字病院
  • 青森中央学院大学
    2024/11/9
    青森県
    青森中央学院大学
  • 日本赤十字九州国際看護大学
    2024/11/3
    福岡県
    日本赤十字九州国際看護大学
  • 望月総合支援センター
    2024/10/26
    長野県
    川西赤十字病院
  • 岡山赤十字看護専門学校
    2024/10/25
    岡山県
    岡山赤十字看護専門学校
  • 日本赤十字広島看護大学
    2024/10/19-20
    広島県
    日本赤十字広島看護大学
  • 亀田医療大学「コモンズ鉄蕉館」
    2024/10/19
    千葉県
    亀田医療大学自治会
  • 本泉市民館
    2024/10/19
    青森県
    富豪軍団「じょっぱり 看護の人 花田ミキ」上映推進部会
  • 横浜町ふれあいセンター(横浜町公民館)
    2024/10/12
    青森県
    澤谷幸子
  • 八戸市 SGプラザ
    2024/10/5
    青森県
    シルバーリハビリテーション協会

たくさんの方にご覧いただきたい ー
そう願い、団体、学校、自治来、企業、サークルなどの皆さまの自主上映をお受けしています。
劇場上映終了後、映画館で上映されなかった地域、或いは映画館のない地域の全国の皆さまに届けできれば幸いです。
自主上映の手引きと申請書は以下からダウンロードください。

REVIEW

試写会感想

私の母も看護師で夜勤の日は弟と妹と一緒の布団で寝てたり「ちさと」と同じ境遇の場面が何度かありました。自分のことをあとまわしにしてまで仕事に行く母にあこがれて、私自身も看護師をめざしています。今回の映画を見て、自分も「ミキさん」や母のように人につくせる看護師になろうと、心が燃えています!!ステキな映画をありがとうございました。(10代)


私は将来医療の仕事に携わりたいと思っていて、この映画を見ることができて本当によかったなと思います。これからこの映画をいろんな人に見てもらえたらいいなと思います。花田ミキさんの生涯を映画を通して知ることができて良かったと同時に、花田ミキさんこそが看護、保健師として目指すことのできる像だなと思いました。(10代)


青森県で昔、多くの命をうばった病というのは学校で聞いた事がなくこの映画で初めて聞き、驚きました。花田ミキさんという誰よりも人の為、青森のために尽くし導いてくださった女性を忘れてはいけない。勇気と感動をもらいました。(20代)


本当に花田ミキさんという人をこの映画で初めて知りました。今でもまだまだ医療が行き届いていない人・子供を産んでも育てられいない人もたくさんいます。この映画を見てそういう人たちに届くと良いです。声をあげられない人にも届くといいです。(50代)


終戦直後のまずしい青森の情景が、見事に表現されていて泣かずにはいられませんでした。母が嫁いで来た時のことを聞いたことがあり、亡くなった母を思い出し自然と涙がこぼれました。花田ミキさんの生き方、今の時代だからこそぜひ日本人として見て欲しい映画だと思いました。(60代)

作品概要

監督・脚本

五十嵐 匠

製作

ストームピクチャーズ

制作プロダクション

トロッコフィルム

制作協力

かまくらさちこ

配給・宣伝

ポルトレ

時間

90分

後援

日本赤十字社

日本看護協会

logo